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中小企業のM&A

外資による三角合併の解禁や、上場企業による大型のM&Aが最近増えているが中小企業のM&Aも漸く日本に根付いてきたようだ。

M&Aの先進国である米国や欧州では、創 業事業会社をM&Aで売却することは成功者の証と考えられている。つまり、自ら作り上げた会社が一定の 価値-VALUEを伴い買値がつくことで経営者としては成功したと考えるのである。しかしながら、弊社を訪 れる経営者の中には必ずしも米国や欧州で考えられている成功者にはなれない人もいる。買手が現れず、 また値段がつかないどころか清算に伴う資金支出が著しく大きく、辞めるに辞められない人もいる。だから といって経営者として失敗であるとは言い難い。日本の中小企業は、金融グローバル化の波に真っ先にさ らされていると思う。単なる企業努力ではどうしようもない事態が中小企業を襲う。当然、投資という立場をと る買手側からすれば売却希望会社のあらゆる資産をデューデリし、投資効果はどのような期待値が出るのかに意識は集中する。赤字であれ、事業シナジーが見込めるものについては投資検討する。PEファンドや 再生ファンドなどが取るスタンスであり、このスタンス考え方は理に適っていると思う。 しかし、この考え方でいくと投資妙味の無い・赤字の会社はM&Aの対象外となるのだろうか?売上があり、利益がわずかながらある。しかし、過去の繰越損失があまりにも大きいため清算が出来ない。このような会社は、買手の投資尺度に合わないのであろうか?M&Aアドバイスを本業としている当社にとって、非常に難解な問題である。

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