
不動産証券化

不動産融資について、各金融機関から提出されるタームシートの中身を理解しないまま資金調達を急ぐ企業が多いことに驚きを隠せない。
リベラはアドバイザリーとして、数社の不動産会社をサポートしている。ある不動産会社は規模も中小企業というクラスではなく、売上的には限りなく上場企業に近い会社だ。この会社からの依頼でSPCで保有するオフィスビルのリファイナンスについて、アドバイザーを務めることになった。こちらは、当然ストラクチャーについての税務・法務はもとよりノンリコースレンダーの条件について把握しているものだと思っていた。しかし、現実はノンリコースを引っ張ることだけに固執しておりタームシートを全くといっていいほど理解していなかった。これでは、どうやってNOIを算出しEXITプランを描くのであろうか疑問だ。 案件についての考察も、どこかに転売すれば良いと言う一昔前の考え方を貫いていることにも疑問がたった。結局、事業シュミレーションを作成し不動産会社に提出することで漸く理解した模様であったが知らないことをあたかも理解しているようにすることで、周りが見えなくなっていたようで背筋が凍りつく思いをした。 当たり前だと思うのは独りよがりの早計で、何気ない取引の真意を見抜けていない経営者にはなってはいけないし手前味噌ではあるが、専門家にアドバイスを求めることは重要であると思う。

