
動産担保融資の可能性

日本でも漸く動産担保融資が金融機関の間に広まってきたようだ。これで、少しは中小企業向けファイナンス市場も活況になるのだろうか。
当社は、いち早く動産担保融資の商品化を目指し、研究に勤しんできた。といっても当社は融資を行う金融機関ではない。しかしながら、企業が保有する様々な動産を担保に取る場合・その担保が持つ価値を評価出来る中立的な機関を当社は目指した。
現在までに取組んだ動産評価の題材は『中古車』『アパレル』『雑貨』『冷凍食品』等である。
動産評価における重要な点はずばり即時換金が可能か否かである。平たく言えばセカンダリーマーケットが成熟しているかに限る。
金融機関は担保商材の処分を行う場合、需要つまり買手がいなければその商材は担保とは云えないからだ。
また、逆に当社はその商材が万が一売却出来なかった場合の責任を負う為、セカンダリーマーケットでの売買価格には非常に神経質になる。なぜなら、こうした商材は流動性が高いがために即時換金と言う条件はクリアしやすいが、価格下落リスクを伴うからだ。では、買取保証額を下げれば当社のリスクはヘッジ出来るが金融機関を通して融資を受ける事業者は納得しないであろう。
結局、当社がギリギリの買取価格を算出することで良好な関係が維持されるという極めて健全なロジックが成立する。
先日、当社の生命線とも言える、このセカンダリーマーケットの買手が中国からやってきた。以外もMADE IN JAPAN製品に対して高い評価をしており、万が一の場合は是非うちへ売って欲しいとのことであった。
日々流れてくるメディアの記事では往々にして、反日や日本製品の凋落が叫ばれている気がしてならなかったが、まだまだ行けるんだと日本人であることを再認識した瞬間でもあり嬉しく思った。
10年後・20年後・30年後と日本はどうなっているんだろう。

