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飲食業のファイナンス戦略

飲食業は参入障壁は低いが、非常に難しいビジネスである。しかしながら、毎年の開業希望者は5万人を超える。金融機関にとっても、有望なマーケットの筈だが実際には資金調達の難しさが弊社事業を通して浮き彫りになってくる。

飲食店経営で成功するには、他の業種と比べ熟慮しなければならない点が非常に多く、その一つ一つを精査する作業から始めなければならない。日銭商売なので、資金調達とは無縁と考えている経営者の方がいたら危険である。飲食店を長く経営するには、長期的な視野に立ったファイナンス戦略が必要である。 今後、数回に分けて飲食業のファイナンス戦略を述べて行きたいと思う。 第一回は『銀行から見た飲食業』。 銀行をはじめとする金融機関は、融資の際に飲食業に対して、概ね次のポイントで与信・審査をしている。 1)返済可能の可否。 2)出店地の利点。 3)味。 至極、当たり前のことだが上場飲食業の営業利益を確認してほしい。 利益率30%の会社は存在しない。平均5%~10%である。 もし、あなたが飲食業経営者であればどんな事業計画を立てられますか? メニュー単価は妥当な数字でしょうか? 原価計算から提供価格を導いていますか? 店舗保証金は、相場と比べ妥当ですか?また、その立地で大丈夫ですか? 何故、リースにこだわるのですか?リースのメリット・デメリットは把握しておりますか? など、私は過去何度も同じ質問を繰り返してきた。 只でさえ、利益率の低い業界である。 節約出来ることは、どんどん推進しなければならない。 利益率が低い=銀行は審査に慎重になる。 これを常に意識して欲しいと思う。 最後に味。 銀行員は融資の際に結構な確立で、様々な店舗を訪れ味も検証している。 これは、2店舗目など多店舗展開の場合であるが弊社クライアント先に、何度も足を運び実際に食事をしている姿を何度か見ているし、実際銀行支店長から『味がいいね。』とか『このサンドイッチは食べずらいね。』など消費者の視点も交えて慎重に審査していることを改めて感じ取った。 実際、わたしも金融機関に居たときは、出資検討先や融資検討先の店に出向き、客の入りや味をチェックしたものだ。 一般消費者より、いろんな確度でチェックする銀行員は、ある意味覆面調査員より優れているかもしれない。

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